ここ最近、多くのマンション管理会社が管理委託費の値上げを求め始めています。
当然、値上げを飲む余裕のない管理組合は、管理コストの上昇を抑えるためどのようなことが出来るのでしょうか?
マンション管理は「総合管理」と呼ばれる管理業務を全て管理会社に委託する方式が一般的でした。 そのような背景の中で「自ら汗をかいて自主管理」を模索する管理組合もあるようです。
住民自ら管理業務を担う自主管理は、管理委託費は浮きますが、住民の負担は増します。そこで三菱地所コミュニティの兄弟会社「イベリオス」が開発した自主管理支援アプリ「クラセル」があります。
このクラセルは、管理組合の収支管理や管理費の出納、資料の保管・閲覧、工事や点検の発注などこれまで管理会社に委託していた業務をパソコンやスマホのアプリで行え、利用料はかかりますが今までの総合管理に比べ支出は減ります。
また、「共用施設の使い方改革」を模索している管理組合もあります。
具体的には、ゲストルームやキッズルームなど豊富な施設を有する一方、施設によっては利用率が低いのが現状です。
そこで、それらの共用施設に飲食を可能にしたシアタールームやミニショップを無人化して24時間営業も可能にするなど、マンションに合った管理を考えたり、共用施設の使い方を見直す取り組みが急がれると思います。