分譲マンションの二つの老いについて

 先週10月18日火曜日の午後7時半から、NHKのクローズアップ現代でタイトルに関する内容が放映されました。内容についての詳細は割愛しますが、遂にNHKもこの問題を取り上げだしたのかと思った次第です。

 大規模修繕は、数千万円から数億円が必要となる管理組合においては、重要な問題ですが、このような大規模修繕工事が実施できないマンションは、全国でも相当数あるのではないかと思いますが、その原因の一つは、修繕積立金の徴収方法にあります。

 管理組合の約7割が段階増額積立方式を採用しており、月々の負担が最初は少なく、数年毎に値上げしていくわけですが、値上げには総会の承認行為が必要となるため、普通決議であっても必ず可決されるとは限りません。

 従って、第一回目の大規模修繕工事を終わった段階で、既に修繕積立金の残高が少なくなっており、二回目の大規模修繕工事を前に資金が枯渇するケースが多いようです。

 このような悩みをお持ちの管理組合の皆様に対して、私たち長野県マンション管理士会では、無料相談会を開催してますので、お気軽にご参加ください。

 次回の無料相談会は、11月16日(水)午後1時~4時まで、上田市役所本庁舎3階会議室で開催します。

よろしくお願いいたします。